電子竹林:Blog

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「トランスアメリカ」-Transamerica -

ダンカン・タッカー監督脚本(長編デビュー)。L.A.で一人暮らす性同一性障害のリブリー(フェリシティ・ハフマン)、性転換手術を目前に控えた彼女に突然、N.Y.の息子と名乗るトビー(ケヴィン・セガーズ)から電話がかかってくる…。複雑な親子関係のロード・ムービーだがシチュエーション・コメディに陥りそうな所をぐっと押さえて、感動的なしっとりとした物語に仕上っている。細部まで神経が行き届いていて、単純な物語の割にはテンポもよくエピソードが面白い。なんと言ってもフェリシティ・ハフマンの演技の素晴らしさ、それを受けるケヴィン・セガーズも上手い。公開拡大中なのもよく分かる面白さ。77

http://www.transamerica-movie.jp/