夏目漱石原作「夢十夜」のオムニバス。1)"百年"実相寺昭雄監督、小泉今日子、2)"和尚と侍"市川崑監督、うじきつよし、3)"背中の子"清水崇監督、堀部圭亮、4)"蛇になる"清水厚監督、山本耕史、5)"鶏が鳴くまで"豊島圭介監督、市川実日子、6)"運慶"松尾スズキ監督、阿部サダヲ、TOZAWA 、7)"西への船"天野喜孝&河原真明監督、8)山下敦弘監督、藤岡弘、9)"御百度"西川美和監督、緒川たまき、10)"豚"山口雄大、松山ケンイチ。原作はiPodに入れてよく聞くぐらい思い入れがあるので映画化はかなりの不安。10分近い映像にするには短いし、訳が分からないのが多いし。巨匠による1)、2)は比較的素直、3)は素直な所にホラー色を加え上手い、6)はストレートに楽しく作っている。凄い監督を集めているけど、それぞれ勝手に作っていて平均するとあんまり面白く無い。8)はほとんど原作と無関係な感じ。
