ダニー・ボイル監督。近未来、死にかけた太陽を復活させるために太陽へ向かう宇宙船イカロス2号。男女8人のクルーは謎の信号を受信する…。予告編からはB級映画の匂いがプンプンするが個人的には面白かった。かなり分かり難い展開で、好みは分かれると思う。映像も撮影ミスか、繋ぎも編集ミスかと思わせるヘンな映像効果満載。さらに全編ハードSFな構成。雰囲気は完全に「2001」、さらに「ソラリス」の心理的混乱が加わる。細かい所でやたらに「2001」のオマージュな映像が出てくるので、マニアは楽しめる。ダニー・ボイルとしては「トレイン・スポッティング」の次に好きかな。俳優も、キリアン・マーフィ、クリス・エヴァンス、真田弘之、ミシェル・ヨー、ローズ・バーン、クリス・カーティスなど個性的。あくまでも、好みが分かれる映画。ま、「2001」、「グレート・ブルー」だって公開時にはそう言われたし(^^;)。
