電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」

ジェームズ R・チャイルズ。多くの大規模な事故の例から原因を検証する。2000年エールフランスコンコルド墜落事故、1979年スリーマイルアイランド原発事故、1967年アポロ1号の火災事故、1986年チェルノブイリ原発事故などなど…。テクノロジは進化し、構造物は巨大になり、エネルギーは高くなっている現在、技術者としては考えさせられる部分が多い。数々の原因の不運な連鎖から大事故が起きている事が分る。少しずつ安全マージンを削っていくという感覚は分るだけに恐ろしい。最終章は「最悪の事故を食い止める人間」として、巨大技術マシン管理のノウハウ。(memo:ドゥ ニ・パパン=圧力弁の発明者)(memo:ジャメビュ=デジャビュの逆、見慣れたモノが分らなくなる)

http://www.amazon.co.jp/dp/479421538X/