キャサリン・ハードウィック監督、ステファニー・メイヤー原作。母親の再婚を機に、アリゾナから父親の住むワシントン州の霧が多い小さな町フォークスへ引っ越したベラ・スワン(クリステン・スチュワート)。ベラは転入した高校で、謎のカレン家の一人、美男子のエドワード・カレン(ロバート・パティンソン)と出会う…。前半は退屈、中盤は陳腐、最後20分ぐらいで物語は動くが、まあ面白くはない。原作はベストセラーらしいが未読。「夜明けのヴァンパイア」のアン・ライスみたいな耽美主義な流れ。個人的にはゴシック版ハーレクイン・ロマンスぐらいにしか思えないけど。ヴァンパイアと人間の愛ってのも手垢まみれの設定だし、そこに学園モノの味付けを入れているがなんかFOXドラマ「バフィ」みたい。色々ばらまいた謎が伏線かと思ったけど、全然解決してない。次回作へ持ち越すのか??この出来では次回作はないと思うけど。
