電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ティッピング・ポイント - いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか」

マルコム・グラッドウェル。あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間=ティッピング・ポイント、がいかにして起こるかを分析、解説する。例としては1990年代ニューヨークの犯罪発生件数が5年間で64.3%ダウン、「セサミ・ストリート」の成功、1994年ハッシュパピーの旅行、など。簡単に言うと、少数者の法則(コネクター、メイヴン、セールスマンなど例外的な人々)、粘りの要素(記憶に残る)、背景の力の三つ。ただ、ディティールは面白いのだけど、それが応用出来る訳でも予測出来る訳でもない所が悩ましい。分析数が少なくて、それが正しいかの根拠はあんまりないかも。

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