アルバート&アレン・ヒューズ監督。大戦争により荒廃した世界、一冊の本を持ち北アメリカを西に30年間歩き続ける男イーライ(デンゼル・ワシントン)。ある街の支配者カーネギー(ゲーリー・オールドマン)も本を探し求めていたが、盲目の情婦クローディア(ジェニファー・ビールス)の娘ソラーラ(ミラ・クニス)はイーライの持つ本の存在に気がつく…。予告編からも大体の内容は想像出来ていたが、オチは予想の二段ぐらい上を行ってっていて驚き。もう一度観れば細部に矛盾がないか分かるかも。全体には社会観、宗教観がどうなっているのかよく分からない。宗教に好意的なのか批判的なのか微妙。個人的には道徳的に見せて毒を隠し持っている印象。油断せずに集中して観る事。なぜか観客の1/3ぐらいが寝ていたのだが…退屈ではないと思うのだけどなあ。
