電子竹林:Blog

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「デンデラ」

天願大介監督、佐藤友哉原作。70歳になったら山に捨てられる掟の山村、山で極楽浄土に行けると信じるカユ(浅丘ルリ子)が目覚めると、そこは100歳になるメイ(草笛光子)が作り、マサリ(倍賞美津子)、ヒカリ(山本陽子)たちが暮らす女ばかりの村・デンデラだった…。原作未読。「楢山節考」の様な設定を、その監督・今村昌平の息子である天願大介が監督。しかし「楢山節考」の足下にも及ばない…というか、比較するのも申し訳ない程のトンデモ映画。設定的にはそれなりに面白くなりそうだけど、人物像は浅いし、物語がアチコチに行って方向性が定まらない。おまけに後半はどう観ても血だらけのスプラッタ映画。結局、なんの映画だっただろうか。年寄りの観客多数だったけど、ここから何を読み取ったのか聞いてみたいもんだ。懐かしい女優が出てる以上の感想が出てくるのだろうか。

http://dendera.jp/