アン・リー監督、ヤン・マーテル原作「パイの物語」。1976年、インドのボンディシェリで動物園を経営していたパイ(スラージ・シャルマ)のパデル一家はカナダに移住するために、動物たちと貨物船に乗るが太平洋上で嵐にあい船は沈没。次男パイは救命ボートに乗り込むが、そこには足を骨折したシマウマ、ハイエナ、そしてベンガルトラのリチャード・パーカー、さらにオランウータンが乗って来るが…。ブッカー賞受賞の原作は未読。もっと子供向けな話だと思ったので意外な展開を楽しめた。単純にラストの畳み掛け方の凄さだけでなく、宗教的、哲学的も深みを持った寓話であると思う。妙な東洋っぽさは西洋受けするために入れているのかもしれないけど。まあ、予備知識ゼロで観るのが吉(最初から大ヒントが出ているけど)。原作も読んでみないと、これは。ちなみに文部科学省特別選定…それは観ないで選定している気がする(^^)。
http://www.foxmovies.jp/lifeofpi/
