スティーヴ・マックィーン監督、ジョン・リドリー脚本、ソロモン・ノーサップ原作。1941年、ニューヨークに住むヴァイオリン奏者ソロモン(キウェテル・イジョフォー)は仕事先のワシントンDCで突然に拉致されニューオリンズの奴隷市場へ送られる。やがてフォード(ベネディクト・カンバーバッチ)の農園に売られるが、大工のティビッツ(ポール・ダノ)から目をつけられる…。社会的な意義はあるし、こういう史実を知るのは価値があると思う。人間の残酷さが痛い。しかし、やや直球すぎて映画的な面白さは少ないかな。うがった見方だとアカデミー賞狙いにも思える。パッツィー役ルピタ・ニョンゴ、マイケル・ファスベンダーもいい演技。ブラッド・ピットは美味しい役過ぎる。