電子竹林:Blog

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「イヴ・サンローラン」

ジャリル・レスペール監督。パリ1957年、イヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)はクリスチャン・ディオールに才能を認められ同年の彼の死後、主任デザイナーとなりコレクションを成功させる。やがて芸術後援者のピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)は、イヴと出会うが…。イヴ・サンローラン財団初公認作品。アルジェリア独立戦争での徴兵、精神衰弱、入院、ゲイの恋愛、アルコールや麻薬と私生活を赤裸裸に描いた事により、芸術家としての苦悩や繊細さの輪郭を浮き立たせている。コレクションでの明るい演出と闇の対比が見事。ニネの伏し目がちなナイーブな演技も素晴らしく良い。ファッションやブランドに興味がなくても面白い作品だと思う。

http://ysl-movie.jp/