電子竹林:Blog

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「海にかかる霧」

シム・ソンボ監督。不況の漁村・麗水の漁船チョンジン号の船長チョルジュ(キム・ユンソ)は中国からの密航の仕事を請負い、新米船員ドンシク(パク・ユチョン)を含む6人で出港。無事、朝鮮族の娘ホンメ(ハン・イェリ)たち密航者を乗船させるが…。2001年「テチャン号事件」を題材にした舞台「海霧(ヘム)」の映画化。「殺人の追憶」の監督ポン・ジュノが製作、その脚本のシム・ソンボの初監督作品。観客は韓流ファンなオバサマ多数だったけど中盤からは極悪グロ展開。「殺人の追憶」に通じるところはかなりある。後半の畳み掛け方がテンポよくて韓国グロものとしては好きなほうかな。ドロドロとした心理と、心にグサグサと刺さる描写はなかなかのもの。スカっとした映画が好きな人には勧められない。コマ跡地のTOHOシネマズ新宿のオープンで、チェックを兼ねて行ってみた。

http://www.umikiri-movie.com