リー・トランド・クリーガー監督。1908年の新年に生まれたアデライン(ブレイク・ライブリー)は29歳の時に事故に合い、不老不死の体となる。容姿の変わらないアデラインはFBIから追われ、場所と名前を偽りながら何十年と暮らし続ける。アデラインはジェニーと名乗りサンフランシスコの市立資料館に勤務するが、年老いた娘と出かけた年越しパーティーで資産家の青年エリス・ジョーンズ(ミキール・ハースマン)と出うが…。不老不死が幸福かという問題、それに恋愛物語を重ねた話でバンパイアものにはありがち。それをファンタジーではなくリアルにやりたかったのだろう。基本路線はかなり好きだけど、恋愛モノとしてはハーレクイン的に甘すぎる。不老不死と幸福、死に対する思想はやや表面的か。写真や犬の使い方はまあ面白い。ハリソン・フォードとの絡みなども良かったのだけど、主軸の恋愛部分はやはり面白みがなかったかな。
