電子竹林:Blog

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「X-ミッション」-Point Break-

エリクソン・コア監督、カート・ウィマー脚本。元アスリートで事故によりFBI捜査官となったばかりのジョニー・ユタ(ルーク・ブレイシー)。ジョニーは相次ぐエクストリームスポーツを駆使した犯罪を、アスリートで自然活動家のオノ・オザキが遺した試練「オザキ8」であると推理、次の試練であるフランスの海へと向かいアスリート集団の中心人物、ボーディ(エドガー・ラミレス)と接触するが…キアヌ・リーブス主演「ハートブルー」のリメイク作品。大筋は同じで、展開としてはまあ悪くはないのだけど、妙な東洋主義と環境保護主義を表に出したせいで歪みを感じてしまうヘンな映画になってしまった。特に日本人には「オザキ8」には違和感しか感じないと思う。「ノーCGのアクション映画」って宣伝文句もあって、細工なしの映像で行くのかと思ったら、かなり作り物だらけでそこにも不満。無駄に派手にしないで、地味でもいいから生身でダイナミックな映像にした方がよかったと思う。リメイクの意味はあまりなかった。

http://www.xmission.jp