前田弘二監督、赤川次郎原作。女子高生の星泉(橋本環奈)は、唯一の血縁だった叔父から引き継いだ弱小暴力団「目高組」の元四代目、今は元組員の土井(武田鉄矢)たちと経営する'めだかカフェ'の店長。ある時、薬物入りクッキーの存在は知った泉は浜口組へ向かい、月永(長谷川博己)と出会う。そしてホリウチ都市デザインの黒幕・安井(安藤政信)が街へ進出するのを知るが…。赤川次郎の続きの原作があるとは知らなかった、未読。橋本環奈の下手な演技を味とするなら、まあ悪くはない。ヘンな演出も多いけど相米慎二監督と薬師丸ひろ子をリスペクトしたとも思える。相米リスペクトな長回しが相米マニアには楽しめるかも。内容的には、地方都市の衰退と行政、若者の雇用、介護問題といろいろと含んでいて面白いのだけど、まあその辺は中途半端だったかな。
