電子竹林:Blog

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「たかが世界の終わり」-Juste la fin du monde-

グザビエ・ドラン監督。ルイ(ギャスパー・ウリエル)は死期が近いことを伝えるため12年ぶりに帰郷する。疎遠にしていた母マルティーヌ(ナタリー・バイ)、兄アントワーヌ(バンサン・カッセル)、その妻カトリーヌ(マリオン・コティヤール)、妹シュザンヌ(レア・セドゥ)と話すうちに告白のタイミングを失うが…。元はジャン=リュック・ラガルスの舞台劇「まさに世界の終わり」、未見。ひたすらに繊細な繊細な映画で、ルイの瞳に映るカーテンの揺れにまで感情がこもるような映画。それぞれのキャラの微妙なトーンが作り出す緊張感が上手い。ここで終わりなのか、とちょっと驚き。第69回カンヌ国際映画祭のグランプリ作品。

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