シェーン・ブラック監督。元海軍の示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)は酒浸りの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)とコンビを組み、マーチの娘ホリー(アンガーリー・ライス)も加わり失踪した少女を探すことになる。それは1本の映画にまつわる連続不審死事件、そして国家的な陰謀に繋がって行くが…。良くも悪くも予告編通りの’70年なノリのギャグとアクションの映画。事件は意外に複雑で奥も深く、謎が繋がり解けて行くハードボイルドな展開。まあまあ、全体にはお気楽な娯楽作か。バディものとしては単純すぎたかもしれないが、そこに娘ホリーの存在がいいアクセントになってる。殺し屋ジョン・ボーイ(マット・ボーマー)や、脇役のオールドガイ(キース・デビッド)、秘書タリー(ヤヤ・ダコスタ)、ブルー・フェイス(ボー・ナップ)も印象的。あ、キム・ベイシンガーもまあまあ。
