ナ・ホンジン監督。韓国の田舎の村、村人が家族を虐殺する事件が連続して起きる。犯人は湿疹で肌がただれた、濁った目で朦朧とした状態で見つかっていた。警官ジョング(クァク・ドウォン)は、山に住み着いた日本人(國村隼)の噂を聞き、会いに向かうが…。韓国猟奇モノと単純に思ってたが、途中まではサイコスリラー、ホラー、バイオスリラーなどまったく方向が見えない展開で、その不気味さは今までになかった作り方でなかなか上手い。國村隼の使い方は巧み。最後は色々解釈できそうだけど、もうちょっとマトメても良かった気がする。祈祷師イルグァン(ファン・ジョンミン)の胡散臭さ、ムミョン(チョン・ウヒ)の不気味さもいい。血だらけのシーンは多いが、残虐なシーンは無いというのもいい。
