大友啓史監督、羽海野チカ原作。家族を事故で亡くし天涯孤独となり、中学生で将棋のプロ棋士となった桐山零(神木隆之介)は偶然に川本家の川本あかり(倉科カナ)、ひなた(清原果耶)、モモ(新津ちせ)の三姉妹と知り合うが…。原作やアニメの強く魂を揺さぶられる感覚はなく、キャラは見た目似せただけ、エピソードは散漫な印象。映画版は心理描写が圧倒的に不足している。ちょっと青臭いけど怒涛のような心理描写が原作の味だと思うが。重要キャラの香子(有村架純)は妖艶な感じが薄いし、あとモモちゃんが可愛くないのは致命的。棋士たちの迫力も「聖の青春」(id:zom-1:20161126#p1) に比べると薄い。二海堂晴信(染谷将太)の出番は少ないな。
