モルテン・ティルドゥム監督、ジョン・スパイツ脚本。20XX年、宇宙移住の宇宙船アヴァロン号は冬眠ポッドで120年間眠る乗客5000人を乗せ宇宙空間を飛んでいたが、事故でジムン(クリス・プラット)だけが90年早く目覚めてしまう。そして作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)も目覚めてしまうが…。冷凍睡眠の中で90年早く一人起きてしまうという、SF的な極限設定が何しろ面白い。それを生かして上手く人間ドラマにしている。予告編から受ける印象とは違う展開で驚きではあるが、何しろ予備知識がなく見るのが吉。この展開のせいか米国では評判かなり悪いみたいだが、そこを乗り越えた極限状態を感じるのが大事。
