電子竹林:Blog

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「ダンケルク」-Dunkirk-

クリストファー・ノーラン監督。1940年5月26日、ドイツ軍は英仏連合軍40万人をフランス北部のダンケルクへ追い詰めていた。 英国陸軍二等兵トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、浜辺で知り合ったギブソン(アナイリン・バーナード)と共に帰国の船に乗り込むとする。一方、船長ドーソン(マーク・ライランス)、その息子ピーター(トム・グリン=カーニー)、ジョージは小型船で救助へ向かい、英国空軍スピットファイアに乗るコリンズ(ジャック・ロウデン)もメッサーシュミットと交戦しながらダンケルクへ向かうが…。一瞬もホっとする時間のない緊張の連続の約2時間。これはかなり疲れる映画ではあるけど、その疲労感が気持ちいいほどに面白い映画だった、さすがノーラン印と言える。戦争に翻弄され、大局が見えずにオロオロしながらもなんとか生き抜こうとするトミーたちは、ヒーローから程遠く、それだけに戦争のリアルを感じる。ノーラン監督の出すリアル感、ダイナミズムは素晴らしい。それぞれの顔が分かりにくく混乱するけど、その混乱さえもが戦場のリアルに感じてしまう。「インターステラー」(id:zom-1:20141122#p1)と同じホイテ・ヴァン・ホイテマが撮影監督。

http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/