バーサン・バーラー監督。生まれながらの無痛症のスーリヤ・サンパト(アビマニュ・ダサーニー)は、祖父(マヘーシュ・マーンジュレーカル)に見せられたアクション映画で空手の特訓をしていた。青年になったある時、幼馴染のスプリ(ラーディカー・マダン)と再会し、その師匠でスーリヤの子供時代の憧れ空手マニ(グルシャン・デーバイヤー)とその弟ジミーの争いに巻き込まれていくが…。無痛症という設定は面白いし、水が必要というスーパーヒーロみたいな設定もすごいいい。が、それほどに活かされずに、物語も演出も色々と雑なのが残念。片足カラテ家の百人組手のビデオが一番凄かったな。カンフー映画の、ブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リーあたりへのリスペクトというか、細かいパクリはニヤリとさせられる(特に縄鏢!)。それぞれの人物背景はちょっと薄いし、決着のつけ方も、あれじゃダメだなあ。