電子竹林:Blog

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「哀愁しんでれら」

渡部亮平監督。市役所に勤める小春(土屋太鳳)は、立て続けに不幸が続き自暴自棄になっていたが、偶然に開業医の泉澤大悟(田中圭)と出会う。小春と大悟は結婚し、娘ヒカリ(COCO)とともに3人で豪邸に暮らす事になるが…。ブラックなシンデレラものというのは予告編で分かるが、微妙にノレないところが多い。ちょっとテンポ悪く、114分なのに長く感じる。不幸も幸福もリアル感が薄く中途半端。特に、大悟とヒカリのキャラの背景が薄っぺらく、納得性がないのが一番残念。大悟の母親(銀粉蝶)も何かありそうなのに、実は何もない残念な存在。ラストにかけてショッキングに展開していくのはいいけど、こーいう話なのかあとも思う。好き嫌いがありそう。ブラックな話は好きなんだけど、何か好きになれないところがあるなあ。あまりに理不尽だからか。「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」のグランプリ作品。

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