電子竹林:Blog

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「ハッチング 孵化」-Pahanhautoja-

ハンナ・ベルイホルム監督。フィンランド、少女ティンヤ(シーリ・ソラリンナ)は、幸せな家族動画を発信する母(ソフィア・ヘイッキラ)、無関心な父(ヤニ・ボラネン)、弟と暮らし、母の望みである体操の大会優勝を目指していた。ティンヤは森で奇妙な卵を見つけるが…。ホラーっぽいが、シンプルな怖さを狙っているわけでもなく、結構ヘン。フィンランドの映画といえばミカ・カウリスマキだが、違うベクトルでかなりヘン。物語も異様なんだが、それ以前に家族もかなり不気味という、メンタルな怖さが強い。浮気相手のテロ(レイノ・ノルディン)の存在も、ふつーに出て来て異様。フィンランド、どーなってんのと思ってしまう。監督は長編デビュー作としては立派な作品。

https://gaga.ne.jp/hatching/