電子竹林:Blog

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「PLAN 75」

早川千絵監督。近未来の日本、75歳以上が自ら生死を選択できる制度PLAN75が施行される。78歳ホテルの客室清掃員の角谷ミチ(倍賞千恵子)はPLAN75を検討し、市役所のプラン75申請窓口の岡部ヒロム(磯村勇斗)は音信不通だった叔父を幸夫(たかお鷹)と再会、マリア(ステファニー・アリアン)は娘の手術のために施設で働き、成宮瑶子(河合優実)はコールセンターで働くが…。もとは是枝裕和総合監修オムニバス「十年 Ten Years Japan」(未見)の短編、それを長編化したもの。観客をみると八割がプラン該当者…のような感じがする。どういう気持ちで見ているのかの方が興味があった。カンヌでカメラドールの次点。海外だと近未来な映画に見えるかもしれないが、日本人からすると、まったく現代そのままってのが恐ろしいな。派手な演出や感情を抑えた展開が、怖さを醸成している。「ソイレント・グリーン」を連想したよ

https://happinet-phantom.com/plan75/