電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2003-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「恋愛寫眞 Collage of our Life」

堤幸彦監督。先入観はあるけど、広末涼子、松田龍平は許せる線のギリギリのいやらしげな演技。それでも日本が舞台の部分ではいいが、NYに渡ると悪い面ばかりが目立つ。小池栄子のラストはひどい、もうちょっとスッキリ終わらせられたと思うが。映像の質感が…

「アンダー・サスピション」- Under Suspicion -

スティーヴン・ホプキンス監督。プエルトリコで起きた連続少女レイプ殺人事件、容疑者は街の有力者ヘンリー・ハースト弁護士(ジーン・ハックマン)、その若い妻シャンタル(モニカ・ベルッチ)、警察署長ビクター・ベネゼー(モーガン・フリーマン)…。サスペンス…

「北京ヴァイオリン」

陳凱歌(チェン・カイコー)監督なら、当然の面白いと期待していたが、「子供たちの王様」の時代の様な純朴で素直なのに逆に驚いた。市井の人々の、日常の中の感動だった。最近の陳凱歌では一番いい。変わり行く北京の中の古い町並みもいい。 http://www.cqn.c…

「シカゴ」- Chicago -

ロブ・マーシャル監督。舞台ミュージカルの映画化。妄想と現実の交錯をミュージカルで表現するのが面白い。ストーリ展開にはひっかかる物があるが、ミュージカルとしての面白さ、さらに舞台の映画化の上手さは冴えている。レニー・ゼルウィガー(心配だった…

「メラニーは行く!」- Sweet Home Alabama -

アンディ・テナント監督。NYのファッションデザインナーのメラニー(リース・ウィンザースプーン)の恋人はNY市長の息子、プロポーズを受けたメラニーだが実は故郷アラバマで高校時代に結婚していた…。設定がなかなか楽しいし、それを演じるリース・ウィンザー…

「トゥー・ウィークス・ノーティス」- Two Weeks Notice -

リッチ&ハンサムの不動産業ジョージ(ヒュー・グラント)、環境保護運動の弁護士ルーシー(サンドラ・ブロック)のラブ・ストーリ。設定に派手さもなく、ヒネリもなく、それでいて無理で不自然な感じが漂う…退屈はしないものの後に何も残らない。 http://www.wa…

「サラマンダー」- Reign of Fire -

ロブ・ボウマン監督。ロンドンの地下鉄で発見された巨大竜サラマンダーが世界を滅ぼす…っていう設定はなかなか面白いし、サラマンダーの映像の作り方も迫力十分で怖い、「マッド・マックス」的な荒廃した世界の描き方もいい。しかし中だるみが激しく、中盤か…

「8Mile」- 8 Mile -

カーティス・ハンソン監督。物語の展開は単純であるが、生きる世界の閉塞感、そこから脱出したいともがく姿の描き方が上手い。エミネムの演技は、繊細で自然。面白かった。ラップの対決は音楽的なものよりは、アドリブのリリック対決で判りにくいかもしれな…

「コーリング」- Dragonfly -

トム・シャドヤック監督。医師のジョーの妻エミリーがベネズエラで事故死する、その後ジョーの回りで起きる怪奇現象…。単純ラブ・ストーリだと思いきや、ホラー、いやサスペンスと判らないうちに、ラストへ突入。感動のシーンのはずだけど、予測範囲の事で最…

「X-MEN 2」- X-MEN 2 -

ブライアン・シンガー監督。全体に雑な部分もあるが、娯楽としては楽しめる。今回はミスティークの巧みな脱走計画、頭の良さに驚嘆。逆にサイクロプスは情けないし、プロフェッサーは危うく人類皆殺し(^^;)…。マグニートよりよっぼど危険だぞ。 http://www.f…

「メイド・イン・マンハッタン」 - Maid in Manhattan -

ウェイン・ワン監督。客室係と大統領候補のシンデレラ的ラブ・ストーリ。設定的には「プリティ・ウーマン」なんかよりは納得出来るんだけど、イマイチ面白く無いのは、レイフ・ファインズの魅力の無さか。ジェニファー・ロペスは、客室係も上流階級も似合う…

「エニグマ」- Enigma -

マイケル・アプテッド監督、バート・ハリス「暗号機エニグマへの挑戦」が原作。娯楽性を高めるために恋愛、スパイ、サスペンスの色合いを強くし、逆に焦点がボケて失敗している。もっと暗号解読という点で勝負してもよかったと思うが。設定として悪くは無い…