電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「12日の殺人」-La nuit du 12-

ドミニク・モル監督。2016年10月12日夜、山あいの町サン=ジャン=ド=モーリエンヌで女性がガソリンをかけられ焼死、被害者は帰宅中の女子大学生クララ(ルーラ・コットン=フラピエ)。事件を担当するグルノーブル署の昇進直後のヨアン(バスティアン・ブイヨン)とベテラン刑事マルソー(ブーリ・ランネール)は、クララの親友ナニー(ポーリーヌ・セリエ)の協力で交友関係を探るが、DV男のヴァンサン(ピエール・ロタン)たち全員はクララと関係を持っていた…。2013年「モード・マレシャル殺人事件」を扱ったポーリーヌ・ゲナのノンフィクションを元にしている。未解決事件であり、ミステリーとして見るとモヤモヤ感が強くなる。被害者の女性のドラマとして見ても一面しか見えないし、全体にはやはりモヤモヤした映画だと個人的には感じた。多数の映画賞受賞の映画なんだけどな。もうちょっと女性視点でみないと分からない面白さがあるのか。

http://12th-movie.com/