電子竹林:Blog

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「鉄塔武蔵野線」

長尾直樹監督、原作は銀林みのるの日本ファンタジーノベル大賞受賞作。長尾直樹の前作、「東京の休日」は実に詰まらなかった。鉄塔をたどって行くと何があるのか…、鉄塔武蔵野線の1号鉄塔を求めて小学生見晴と子分のアキラがチャリンコを駆る。○○の先には何があるのか、という素朴な疑問のネタとしては面白いし、興味なノリの展開も笑わせてくれて楽しい。しかし、終点へのたどり着く時とか、アキラのその後とか、父親の末路とか、なんかラストへ行けば行くほどギクシャクしてしまう。ちょっと面白かったけど、何か残念。終点を追い求めるというのでは、村上修監督、水原里絵(深津絵里)の「スティゴールド」を思い出させる所がありました。