電子竹林:Blog

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「6月19日の花嫁」

乃南アサ 新潮文庫。映画「6月19日の花嫁」の原作という事で読みはじめる。乃南アサの本は初めてだと思う。小説としてはサスペンスものとして読んでしまうだろうが、映画との比較という事であんまり何も考えずに気軽に読んだので、まあ、面白かった。失われた記憶を求めるという所で、読者を引きつける手法は映画と同じ。うまいと思う。後半は映画とは違う展開となるが、まあ、両方ともあんまり納得出来るエンディングではないなあ。