電子竹林:Blog

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「図書館の親子」Promises of Home - Jeff Abbott

ジェフ・アボット。「図書館の死体」、「図書館の美女」に続く三作目。三作とも原題には図書館の文字は無いけれど、「図書館シリーズ」とは、判りやすくていいいいイメージ。今回のタイトルにある親子といっても、主人公の親子ではなかった。前作でちらりと話に出てくる行方知れずの姉の夫が帰ってくる。それから巻き起こる殺人事件。しかし、主人公のジョーダン・ポティートが引っ越して来てからわずか半年の間に、こんな田舎町で三回の連続殺人事件が起こるのでは、まるで「金田一少年の事件簿」である(^^;)。そのせいか、四作目は、ジューダンと恋人のキャンディスが旅行先の孤島であう殺人事件に遭遇するらしい。ちょっと、クリスティ風の作品。田舎のいい雰囲気が失われるのはちょっと寂しいけど。しかし、このシリーズの魅力はポーティの真っ当な性格でもあるので、そちらに期待したい。