電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1999-02-02から1日間の記事一覧

「図書館の親子」Promises of Home - Jeff Abbott

ジェフ・アボット。「図書館の死体」、「図書館の美女」に続く三作目。三作とも原題には図書館の文字は無いけれど、「図書館シリーズ」とは、判りやすくていいいいイメージ。今回のタイトルにある親子といっても、主人公の親子ではなかった。前作でちらりと…

「新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街」

吾妻博勝、文春文庫。帯の「これなくして私の『不夜城』は無かった馳星周激賞!」の言葉で買ってしまった。解説も馳星周。著者も経歴も凄い。動乱の各国を旅したのも凄いけど、ビルマ・バングラディッシュの山岳国境地帯で武装勢力に拉致監禁されたが自力で脱…

「アジアの友人」

下川祐治、講談社文庫。講談社文庫のための書き下ろし、相変わらずの下川祐治のアジア本なんだけど、もう、気軽に読めて楽しめる。日本でのアジア友達のトラブルなんか面白い(^^;)。日本での高い医療費を結核患者のするなんて話はなるほどなあと感心。バンコ…

「映画が教えてくれた大切なこと」

淀川長治、扶桑社文庫。淀川長治、1988年11月11日逝去。追悼で読む。95年TBSブリタニカから刊行されたものの文庫本化。これは99年2月に第一刷であるから、死去に伴う刊行という商売が見えるけど、みんなが読める様になるのはいいことである。追悼という意味…

「オーケンののほほんと熱い国に行く」

大槻ケンヂ 新潮文庫。8年程前の旅系のエッセイ。著者は筋肉少女帯の大槻ケンヂ。そういえばナゴムって昔、行ったなー(^^;)大槻ケンヂは今まで読んだ事が無い。「ぐるぐる使い」が吉川英治新人賞候補になっているし、その中の二編は星雲賞を連続受賞してい…

「極大射程」下 - Point of Impact - Stephen Hunter -

スティーヴン・ハンター、新潮文庫

「極大射程」上 - Point of Impact - Stephen Hunter -

スティーヴン・ハンター、新潮文庫。「ブラックライト」が気に入ったので、スティーヴン・ハンターの他のも読む気になる。これは長編第五作。ボブ・リー・スワガーを主人公にした設定でも「ブラックライト」より前の作品で、時代的にも前になっている。ステ…

「聖母の深き淵」

柴田よしき、角川文庫。映画「女刑事RIKO 聖母の深き淵」の原作。映画はさっぱり判らなかったけど、これは結構面白かったかな。緑子<リコ>シリーズの二作目。第一作の「RIKO-女神<ヴィーナス>の永遠-」(第十五回横溝正史賞受賞作)は読んでないけど、映画「女…

「日本人は永遠に中国人を理解できない」

孔健、講談社+α文庫。チャイニーズドラゴン新聞社編集主幹、孔子第75代直系子孫の孔健の本。チャイニーズドラゴンは読んだ事あっても、この人の本は多分初めて。中国人の二つの顔の使い分けや面子の重んじ方など、確かに理解し難い事は判るんだけど、接点を…

「カメラはライカ」金属魔境へのご招待

田中長徳、光文社文庫。カメラジャーナル主筆のチョートクこと田中長徳の本。カメラ評論家としては好きな人。この本はライカ関連について色々と各所に書いている文をまとめた物。単行本になっている「ライカの謎、謎のライカ」や「くさっても、ライカ」、ま…