電子竹林:Blog

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「フランダースの犬」- A Dog of Flanders -

ケビン・ブロディ監督、ウィーダ原作、ジェレミー・ジェイムズ・キスナー。子供向けではあるんだけど、それにしても詰まらなかった。ネロはいかにも子役って感じだし、パトラッシュはボロぞうきんの固まりみたいで可愛くないし、ストーリ的にも最後が好きじゃない。この映画は、ハッピーエンド版と、アンハッピーエンド版の二つが用意されていて、国ごとに変えている。日本では、アニメや原作と同じ悲劇で終わる。一応、来世救済って雰囲気で終わるけど、子供に対してこういう結末でいいのか疑問。ハッピーエンド版を見たかった気がする。大人としては、悲劇版の方が懐かしいという気持ちは判るけど。大人の郷愁を子供に押しつける必要は無い。ネロの母親については原作にない部分が入っていた。ネロの出生の秘密、父親が誰かも匂わせている部分があるけど、中途半端。このエピソードは原作には無いはず。