電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「15ミニッツ」- 15 Minutes -

ジョン・ハーツフェルド監督脚本、ロバート・デ・ニーロエドワード・バーンズ、ケルシー・グラマー、カレル・ローデン、オレッグ・タクタロフ。タイトルは、アンディ・ウォーホールの「誰でも15分間は有名人でいられる時代がくる」というメディア社会の予見の言葉から来ている。銀行強盗の分け前を取りにやってきたチェコ人エミール(カレル・ローデン)とロシア人オレッグ(オレッグ・タクタロフ)が殺人を犯す。ニューヨーク市警殺人課の敏腕刑事エディ・フレミング(ロバート・デ・ニーロ、消防局の放火事件捜査員ジョーディ・ワーソー(エドワード・バーンズ)は、殺人の目撃者ダフネ(ヴェラ・ファミーガ)を追う…。基本的には面白いのだけど、後味は悪いし雰囲気が重い。特に悪役のオレッグが衝動的で残忍な割には、ダプル・ジョパディー(映画にもなった)を駆使したり知能犯ぶりを見せるのが、キャラクタ的に掴みにくい感じがする。タイトルの割には、マスコミやメディア、社会のモラルに対するメッセージ性は低い。