電子竹林:Blog

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「誘拐犯」- The Way of the Gun -

クリストファー・マックァリー監督、ベニチオ・デル・トロライアン・フィリップジュリエット・ルイス。その日暮らしで旅を続けるロングボー(ベニチオ・デル・トロ)とパーカー(ライアン・フィリップ)は、裏社会の顔役チダック夫妻が出産を依頼した代理母のロビン(ジュリエット・ルイス)を誘拐、1500万ドルの身代金を要求する…。「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家マックァリー、自身の脚本による初監督作品。ドンデン返しはそれ程でも無いが、人間関係が絡みあった複雑プロットは巧み。ただ、単なるチンピラのはずのロングボーとパーカーが銃器や戦闘に妙にたけていたりするのがちょっと違和感があった。逆にチダック直属の"掃除屋"ジョー(ジェームズ・カーン)や相棒のアブナー(ジョフリー・ルイス)の老人勢はいい味が出ていた。