電子竹林:Blog

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「フーテン老人世界遊び歩記」

色川大吉 岩波書店 同時代ライブラリー338。歴史家色川大吉の著書。自らをフー老(フーテン老人)と称し、30年余り世界中を歩いてきた旅行記。その歩いてきた場所に圧倒される。ウズベキスタン/カザフスタンシチリア島カターニア(マフィアの巣、バックをひったくられた)、イラン/イラク国境の旅、アフガニスタンの村、グアテマラ、メキシコ国境、アンデスを越えてクスコ/マチュピチュ/チチカカなどなど。治安も情勢も悪いけど、魅力的な所ばかりでうらやましい。しっかりした歴史観、知的な視点を持って国、政治、人を見ているのがいい。しかし、連れはいつも女なのは何故?