電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2001-12-02から1日間の記事一覧

「伊能忠敬を歩いた」

佐藤嘉尚 新潮文庫。「伊能忠敬 - 子午線の夢-」を観た勢いで、読んでみる。伊能忠敬の足跡を二年かけて歩き通した伊能ウォークのドキュメンタリと、実際の伊能忠敬の小説風伝記を交互に描く。小説風の部分はそれなりに面白かったが、ドキュメンタリの方は事…

「史上最強のリーダー シャクルトン」- Shackleton’s Way - Margot Morrell&Stephanie Capparell

マーゴ・モレル&ステファニー・キャパレル 高遠裕子訳 PHP研究所アーネスト・ヘンリー・シャクルトン(Ernest Henry Shackleton 1974-1922)。アイルランド生まれ、1914年大英帝国名局横断隊エンデュアランス号で南極へ向かうが船が沈没、南極を約二年間漂流し…

「リヨンの料理人 ポール・ボキューズ自伝」- Paul Bocuse,La bonne Chere -

ポール・ボキューズ 須山泰秀(辻調理師専門学校)訳子供時代、ピラミッドのフェルナン・ポワンの下での修行時代から現在に至るまでの自伝。ポキューズの料理に対する姿勢が判る。特に「愛情を基礎とした料理」の喪失に対する深い危惧を感じる。土地とその野菜…

「十二番目の天使」- The Twelbth Angel - Og Mandina

オグ・マンディーノ 坂本貢一訳 求龍堂ジョン・ハーディング、コンピュータソフトの大手ミレニアム社CEOが主人公。ジョンは愛する妻と一人息子を事故で失い自殺を考えていたが、親友ビルにリトルリーグの監督を依頼される。彼を救ったのは亡き息子に似た一人…

「フーテン老人世界遊び歩記」

色川大吉 岩波書店 同時代ライブラリー338。歴史家色川大吉の著書。自らをフー老(フーテン老人)と称し、30年余り世界中を歩いてきた旅行記。その歩いてきた場所に圧倒される。ウズベキスタン/カザフスタン、シチリア島カターニア(マフィアの巣、バックをひっ…

「ライト、ついてますか-問題発見の人間学」

Are you lights on? :How to figure out what the problem really。is.-Donald C. Gause, Gerald M. Weinbergドナルド.C.ゴース、ジェラルド.M.ワインバーグ 木村泉訳 共立出版ワインバーグ、翻訳が木村泉という事で、内容をほとんど知らずに読み始める。簡…

「タンジブル・ビット-情報の感触情報の気配」

Tangible Bits:Towards Seamless Interface between People,Bitsand Atoms -Hirosi Isii+Tangible Media Group/MIT Media laboratory石井祐+タンジブル・メディア・グループ/MITメディアラボMITメディアラボのセミナーでもらった本。「ビーイング・デジタル…

「方向オンチの科学」

新垣紀子 野島久雄 講談社ブルーバックス。「方向オンチな女たち」、「話を聞かない男、地図が読めない女」と方向オンチ関係を連続して読んでいるが、その中でも最も真面目、科学的アプローチによる方向音痴の研究本といえる。空間認知、認知地図、道を覚え…

「バケツひとつでアジア旅」

オーシロカズミ 情報センター出版局。アジアの旅でお役だちグッズに取り上げられているのが、ぞうり、バケツ、裁縫道具、名札…タイトルはここから来ている。ゴムぞうりにバケツを下げての旅、なんか姿で見えるよう。半分は絵(漫画?)で体験のエッセイ集という…

「新中年手帳」

泉麻人 佐伯克介画 玄冬舎。全体の雰囲気が泉麻人の何かに似ていると思ったら、これは「街のオキテ」の中年版。「街のオキテ」は、「東京23区の偉い順」とか「オシッコのシミの隠し方」とか「停車時にカーステレオから流れ出ちゃいけない曲」とか。この「新…

「模倣犯」下 ☆

宮部みゆき 小学館。

「模倣犯」上 ☆

宮部みゆき 小学館。内容も面白いが、厚さも話題には十分になるほど。段組で1300ページ以上。連載モノのせいか、ちょっと長すぎるてメリハリが利いてない気がするし、中途半端なエピソードがあるのが気になる。1,2部は非常によかった。3部のそのまとめという…