電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「アイ・アム・サム」- I am Sam -

ジェシー・ネルソン監督、ショーン・ペンミシェル・ファイファーダイアン・ウィースト、ダコタ・ファニン、リチャード・ジフ。7歳の知能しか持たないサム・ドーソンはスターバックスで働きながら一人で娘のルーシーを育てていた。養育能力の不足のため7歳になったルーシー(ダコタ・ファニング)を奪われサムは、敏腕女性弁護士リタ・ハリソン(ミシェル・ファイファー)、ピアノ好きの隣人アニー(ダイアン・ウィースト)の協力で裁判に望む…。予告編で観る、子供に障害に裁判にと、泣かせる要素の山にうんざりしていたけど、実際観てみる結構面白かった。泣かせの罠は巧みに随所にはられていてややしつこい感じはするが、ビートルズのナンバーの使いかたの上手さは物語りに軽快なテンポを与え、隣人のアニー役のダイアン・ウィーストのいかにも60年代を生きてきたような雰囲気、リタ役のファイファーのキレ方などなかなか上手い。ショーン・ペンの知的障害の演技が自然とは思えないが、まあ、映画的な違和感は多少しか感じなかったので良しとする。