電子竹林:Blog

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「ヒトラー~最後の12日間」

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。1945年4月、ソ連軍に包囲されたベルリン、ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)は側近と共にドイツ首相官邸の地下要塞へ退却する。最後の秘書トラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ララ)の目撃した12日間…。ドイツ軍の全責任をヒトラーのもとする単純な図式の物語が多い中、少なくともこの映画は人間としてヒトラーを扱っている。史実の正確さは判らないが、ドイツからこういう映画が出てきた事は評価出来る。ゲッペルスとその妻がかなり嫌な奴に描かれている印象(ヒムラーはすでに逃げていて登場は一瞬)。その他、軍医とか、脇役もいい演技が多い。地下要塞と包囲網の閉塞感、その2時間35分は結構苦しい。(memo:ユンゲの手記「私はヒトラーの秘書だった草思社)

http://www.hitler-movie.jp/