電子竹林:Blog

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「愛についてのキンゼイ・レポート」 - Kinsey -

ビル・コンドン監督脚本。タマバチの研究に没頭していたインディアナ大学助教授アルフレッド・キンゼイ(リーアム・ニーソン)が女学生のクララ(ローラ・リニー)と結婚する。その経験から医者であっても一般の性行動の知識が欠けているのを実感、科学者として実態を調査する事に…。異色の研究に捧げた生き方には引きつけられる。内容は癖が強いが、物語にはメリハリはあるし映像も俳優も素晴らしく楽しめる。特に後半のキンゼイと父(ジョン・リスゴー)の対話は胸を打つ。波乱の生涯と、米国の社会と歴史の変化を知るのにもよい(調査は1940~50年、出版は1948年、でも戦争とかは意図的に描かれていない感じ)。これも「ハッカビーズ」も新しいプロダクションのQwerty Filmsなんだけど、一癖あって面白い会社かも。

http://www.kinsey.jp/