電子竹林:Blog

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「男たちの大和YAMATO」

佐藤純彌監督脚本。鹿児島県枕崎の漁師神尾(仲代達矢)は、内田真貴子(鈴木京香)を大和が沈む海ヘ連れて行く事になるが、かつての上官、内田二兵曹の娘である事を知る…。人間ドラマは古臭く、まるで30年前の東映の演出。戦闘シーンも派手なだけで丁寧さに欠ける。反町隆史中村獅童を筆頭に俳優陣は豪華だが魅力的にな見えない。なぜ大和がこの様な無惨な最後となったかの背景も描けていないし、結局、個々のドラマとして小さくまとめてしまうのは余りに勿体ない。臼淵大尉(長嶋一茂)の"敗れて目覚める、それ以外にどうして日本は救われるか" は象徴的な言葉ではあるが、それだけでまとめちゃうのはちょっと雑。(個人的には大和のフォルムはもっと美しい印象なんだが、CG再現の大和はイマイチ美しく感じられない)

http://www.yamato-movie.jp/top/index.html