電子竹林:Blog

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「そうかもしれない」

保坂延彦監督脚本、耕治人原作。寡作の文筆家の高山治(桂春團冶)とその妻ヨシ子(雪村いづみ)は二人暮らし。平穏な生活を送っていたが、ヨシ子の会話や行動がどこかぎこちなくなっていく…。私小説家の耕治人(1908-1988)の晩年の作品群を映画化したもので、妻の認知症、介護、自らの口腔内癌の闘病生活がベースになっている。非常に素直、ストレート、金はかかってないが丁寧に作られている。場内平均年齢が60歳を超えている感じで、ほぼ満席。単純に考えればこの年齢層には丁度いいのかもしれないが、もっと広い世代に観てもらいたい事を考えると「きみに読む物語」(https://zom-1.hatenablog.com/entry/2005/03/06/000002)のようなエンターテイメント性が欲しい。64

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