電子竹林:Blog

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「敬愛なるベートーヴェン」- Copying Beethoven -

アニエスカ・ホランド監督(「太陽と月に背いて」)。1824年ウィーン、ヴェートーヴェン(エド・ハリス)の第九初演を四日後に控えていたが、いまだ合唱パートが未完成。音楽出版社のシュレーマーはコピスト(写譜師)として音楽学校に一番優秀な生徒を送る様に頼んだが、それは若い女性のアンナ(ダイアン・クルーガー)だった…。微妙に構図やカットが稚拙な所がある様に感じるけど、初演の舞台を代表に盛り上りの勢いは素晴らしい。ラストは余韻を残し、好みが別れる所だけど、個人的には好き。ゲイリー・オールドマン主演「不滅の恋/ベートヴェン」1994もあったが、人間ベートーヴェンは描けても、芸術家としてはちょっと弱かった。

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