電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「007 カジノ・ロワイヤル」- 007 in Casinoroyale -

マーティン・キャンベル監督、イアン・フレミング原作。テロ組織の資金源となっている死の商人ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)は、マイアミ空港でのテロにより大儲けを企むがジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)に阻止される。ル・シッフルはカジノの高額なポーカーにより資金を取り戻そうとするが、ボンドと財務省のヴェスパー(エヴァ・グリーン)が勝負に向かう…。面白かった。かなり行き詰まり感があった007がこれでリセットされた印象。続くシリーズが楽しみになった。007誕生の第一作が映画化権所有の問題で、単なるパロディ映画になった1967年の007ファンの恨みを晴らしてくれている。前半はアクションのスピードで突っ走り、後半から心理戦に重きが置かれラストにつなげていく。いままでに無い丁寧な物語作りを感じる。タイトルバックが女性シルエットで無くなった。最初のチェイスがヤマカシ+ジャッキー・チェンみたいで生身アクションの面白さを取り戻している。(ちょっとソニー製品が目立ち過ぎるが)

http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/