電子竹林:Blog

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「土田ヒロミのニッポン」フロアレクチャー

東京都写真美術館。シリーズの「俗神」、「砂を数える」、「パーティ」、「新・砂を数える」、「続・俗神」、「ヒロシマ三部作」、「Aging」。余り期待は無かったんだけど、明確なコンセプトのシリーズを通して観るとなかなか面白かった。作家自身によるフロアレクチャーは良かった。広島原爆の体験者撮影は1/3の人には差別される事を理由に断られたそうだ、「夕凪の街桜の国」(id:zom-1:20070826#p1)のような泣ける話だった。ハシゴは折れ曲がったが原爆の爆風にも耐えた煙突が1979年でもまだ立っていたのは驚き。自分自身の顔を20年以上撮り続けている「Aging」も実際に観るといい。(「新・砂を数える」には作家本人がデジタル処理でどっかに映っているそうだ、「ウォリーを探せ」か!?)

http://www.syabi.com/details/tuchida.html