竹中直人監督。壇ノ浦の合戦の後、平家の侍頭・葛貫忠経(沢村一樹)と官女・光笛、山崎田内左衛門(竹中直人)らが落ちのびた山形県・御釈迦ヶ部村。都立紅女子高校2年の岡垣内美香代(成海璃子)たち歴史研究会4人と顧問の勝海子(マイコ)は合宿で御釈迦ヶ部村を訪れるが、村長(生瀬勝久)は与藻須賀三太郎(AKIRA)の一族が守って来た祠を取り壊そうとする…。竹中直人は監督しては良いの悪いの半々な印象、これは悪い方かな。前半までのやや脱力気味なオフビート感はいいとしても、中盤からはかなり雑。バタバタしている印象しか残らない。登場人物は数が多いだけで個性が出ていない。ムダで大して面白くもないパロディも不要(それも1960～70年代だし)。もっと女子高生ムービーに集中すれば良かったのに。紗綾、波瑠、桐谷美玲はそれぞれキャラは確立していたけど、演技となると騒いでいるだけな感じ。特殊メイクは江川悦子なのに雑な仕事だなあ。
