電子竹林:Blog

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「96時間」- Taken -

ピエール・モレル監督、リュック・ベッソン製作。元CIA捜査官で引退しカリフォルニアに住むブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は、別れた妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)との子キム(マギー・グレイス)を溺愛する。ブライアンが当初反対していたパリへの旅行中、キムは人身売買マフィアに拉致されるが、ブライアンはわずかな情報からキムの行方を探していく…。一人の救出のためには皆殺しというパターンではあるが、ちょっとサイコな溺愛父親ぶりから納得してしまう。90分のうち事件の発端まで30分、残りの60分で舞台をパリに移してからの展開はスピード感がある。ベッソンのいい味が出ている。邦題になっている96時間というタイムリミットは実際はあんまり関係ない。シュワルツェネガーみたいなマッチョタイプを主人公にしたら雰囲気が違ってしまっただろう。リーアム・ニーソンみたいなオジさんタイプだから凄みが増している。

http://movies.foxjapan.com/96hours/