電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「NINE」

ロブ・マーシャル監督制作振付。1964年イタリア、映画監督グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)の9本目の新作「ITALIA」の撮影開始が目前に迫っていたが、脚本は白紙のまま。記者会見を誤魔化しグイドは雲隠れするが…。フェリーニの「8 1/2」をモチーフとした同名ミュージカル(未見)の映画化。「8 1/2」を知らなくても問題ナシ(帽子かぶって風呂には入らない)。ロブ・マーシャルは「シカゴ」(id:zom-1:20030620#p1)は良かったけど、これはイマイチ。予告編からは面白そうな雰囲気があったが、「Be Italian」と「Cinema Italian」などいくつかのナンバーのシーンは素晴らしくても他は凡庸。多分、ミュージカル版は面白いと思う。愛人カルラ(ペネロペ・クルス)、女優クラウディ(ニコール・キッドマン)、妻ルイザ(マリオン・コティヤール)、ファッション記者ステファニー(ケイト・ハドソン)、衣装デザイナのリリー(ジュディ・ダンチ)、娼婦サラギーナ(ファーギー)、ママ(ソフィア・ローレン)と女優陣は豪勢、そして魅力的。だけど物語としては活きてこないのが残念。(そういえばチネチッタ撮影所は前まで見物に行った事ある)

http://www.nine-9.jp/