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「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」- Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Thief -

クリス・コロンバス監督、リック・リオーダン原作。ADHD難読症の高校生パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)は、ゼウスの稲妻を盗んだ犯人とされ化け物に襲われる。神と人間の子供デミゴットであるパーシーは、ブルーナー先生(ピアース・ブロスナン) と親友のグローバー(ブランドン.T.ジャクソン)により訓練所に連れて行かれる。そこでパーシーはアテナの娘アナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)に出会う…。原作未読。前評判が悪かったのだけど、子供向けとしては意外にまとも。ギリシャ神話を背景にその子供世代デミゴットを主人公にすることにより現代社会でのファンタジーを作り上げている。この構成はなかなか上手いと思った。人間関係の構成がステレオタイプ過ぎるので、コロンバスはまた「ハリー・ポッター」と同じパターンを繰り返すのかと思うが、典型的な貴種漂流譚、まあしょうがないのかなあ。途中のエピソードも単純過ぎるとは思うけどギリシャ神話のエピソードをこっそり入れてきたりするのは楽しい。「ハリー・ポッター」も一作目は良かったから、この水準は維持して欲しいな。(追記:原作を読む id:zom-1:20100516#p3)

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