電子竹林:Blog

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「英国王のスピーチ」- The King’s Seech -

トム・フーパー監督、デヴィッド・サイドラー脚本。1925年、大英帝国博覧会閉会式においてヨーク公アルバート王子、のちのジョージ6世(コリン・ファース)は父ジョージ5世(マイケル・ガンボン)の代理で演説を行うが子供の頃からの吃音のために散々な結果に。1934年、エリザベス妃(ヘレナ・ボナム=カーター)はオーストラリア出身の言語聴覚士ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)を訪ねアルバート王子の治療を依頼するが…。アカデミー賞作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞受賞。吃音治療が主軸ではあるけど、父ジョージ5世の死と確執、兄エドワード8世(ガイ・ピアース)とウォリス・シンプソンの"王冠を賭けた恋"、近づく第二次世界大戦と、英国王室と時代ドラマも盛り込み展開もテンポがいい。ラストのスピーチも上手い緊張感を出している。ジョージ6世の善良王らしいコリン・ファースの雰囲気は良かったけど、国民に人気があったエリザベス妃を演じるヘレナ・ボナム=カーターもなかなか良いと思った。オスカー競争的に比較すれば個人的には「ソーシャル・ネットワーク」(id:zom-1:20110116#p1)の方が好きだけど。

http://kingsspeech.gaga.ne.jp/