電子竹林:Blog

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「ランウェイ・ビート」

大谷健太郎監督、原田マハ原作、高橋泉脚本。月島の高校二年生メイ(桜庭みなみ)のクラスに転校してきたのは、ファッションデザイナーの父(田辺誠一)を持つビートこと溝呂木美糸(瀬戸康史)。ビートは転校早々、引きこもりで二留のワンダ(田中圭)を変身させ、人気モデルのミキ(桐谷美玲)を納得させるデザインで文化祭のファッションショーを行う事になるが…。携帯小説っぽい、ステレオタイプな人物像で、お涙ちょうだいが入って、設定も甘っちょろい所だらけ。出だしはテンポよくてなかなかいいのだけど、廃校事件あたりからの中盤はかなりダレる。きらら(水野絵梨奈)の存在も中途半端だし、なんかそういう悪い部分だらけなのだけど、全体では嫌いになれない。悪くない印象を持ってしまう。青春映画のエネルギーが感じられて、ラストの方は素直に楽しめた。桜庭みなみは語り手でメインなんだけど、出番が驚くほど少ない。なんでだろか。

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